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  • ねこびたい

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もう三ヶ月が過ぎてしまいましたが『在る愛の夢』公演日程、無事に終了いたしました。 本作については、執筆過程もキャスティングも稽古も、すべてがこれまでとはまったく異なるものでした。現在においても一段落したという気持ちがまったくなく、様々な思いが湧きあがり、それが整理できないままでいます。 終演後「どうしてこれを描かなくてはいけなかったの?」という問いかけを受けました。その問いかけには、「どうしても描きたいと思った、描かなくてはならないと思った」としか答えようがありません。その答えがより具体的に、より明確になったとき、もっと面白い戯曲にブラッシュアップすることができ、もっともっと面白い舞台にできるのではないか……今はそんなふうに考えています。 2022年度 TCrossroad短編戯曲祭に参加し、春から本格的な執筆に取り組んで公演終了までの約11か月間、本当に多くの学びと気づきがありました。あらためまして、この作品の誕生、上演に関わってくださったすべての方たちに、心より深く深く感謝と御礼を申しあげます。 次にお知らせです。現在、去年の秋から冬に受講していた「長編戯曲の改稿講座」を経て完成した初のコメディ作品『The Cage トカゲはひっそり夢みている』のリーディング公演とディスカッションの模様が無料配信されています。6月末までの配信なので残り一週間となってしまいましたが、ぜひ視聴いただき、率直なご感想をお聞かせいただければたいへん嬉しく思います。 【視聴はこちらからどうぞ】 ↓  ↓   ↓ 日本劇作家協会「長編戯曲の改稿講座」リーディング発表会 - YouTube 二週間ほど前、父が亡くなりました。 『在る愛の夢』のなかで語られる主人公ミミの父親は、大きな存在感を持って描かれています。その姿は実際の父そのものです。父が亡くなって最も苦しいことは、その死を悲しむことができないことで、自分が人として欠陥があるのではないかという思いに囚われ、なんとも居心地の悪い、後ろめたい気持ちで過ごしていました。それでも、40年に渡り数々の闘いを繰り広げてきた相手の死を労わるような、そんな淋しさがあります。 いつか、その闘いの芝居を描くことができればと思っています。


2023年・青梅雨  いしざわみな

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