

いしざわみな
- 2017年6月18日
日々読書~村上春樹いろいろ
ただいま、久しぶりに楽しい読書の日々を送っています。 戯曲を書く前や執筆中は、背景の参考となるものを読むことが多いので、旗揚げ公演から春の公演が終了するまで、小説はほどんど読んでいませんでした。 村上春樹の新作が発売されて、すぐに読みたかったのですが、ちょうど公演の準備中だったので、ぐっと我慢して、なるべく内容についての情報を入れないように努めていました。そしてゴールデンウィーク後半に読み初め、至福の数日間を過ごしました。この本には色んな車が出てくるのですが、私は車というものに疎く、ジャガーといえばネコ科の動物が浮かぶ状況…… そんなわけで、 一つずつ車のデザインを確認しながら二度目の読みに入ったところです。 村上さんの原作を舞台化した作品を、二本観たことがあります。 一本は、一年前に亡くなられた蜷川幸雄さんが2012年に演出した『海辺のカフカ』です。これは村上さんの著作のなかでも、繰り返し読んでいる好きなものの一つです。 私は本を読んだ後、舞台化・映像化するとしたらどんなキャスティングがいいかと思い巡らせるのが大好きなのですが、初めて読んだ時か