ねこびたい
- 2022年6月6日
☆ご報告☆ 短編戯曲祭 <花鳥風月> 春 閉幕
T Crossroad 短編戯曲祭 <花鳥風月> 春 ぶじ終演いたしました。 劇場に足を運んでくださった皆さま、全作品を演出された川村毅さん、『ある愛の夢』に出演してくださった石村みかさん、佐藤 満さん、ほか俳優の皆さん、スタッフの皆さん、ブラッシュアップミーティングのゲスト松井憲太郎さん、ほんとうにありがとうございました。 ブラッシュアップミーティングで川村さんが「これは私戯曲なんです!」と仰ったときは、思いがけず動揺してしまいました。 『ある愛の夢』は自身の体験を描いた物語だと話してきたので、隠すつもりはないのですが、「私戯曲」という言葉を聞いて、あらためて、それを書くことの責任のようなものを感じました。 『ある愛の夢』は、もうすぐ別れようとしている夫婦の物語です。 アルコール依存症と肝硬変を患い自暴自棄になっている夫、その夫に翻弄され続ける妻の姿を描いているのですが、その病気の恐ろしさを啓蒙する気持ちはあまりなく、自分がどんなに辛い体験をしたかを訴えたいわけでもありません。この戯曲を書く目的に向かうための道すじとして、そういった場面を描いて